クーロンズ・ボール・パレード【第3話】のネタバレと感想
週刊少年ジャンプで連載中の「クーロンズ・ボール・パレード」第3話のネタバレをまとめました!
クーロンズ・ボール・パレード第3話「新しい夢」のネタバレ
小豆田と龍堂は、かりんから黒龍山の特待生に迎えられた。
黒龍山は30年前白凰を下して三連覇した伝説がある。
’79~’81の三年間の決勝は、ずっと白凰対黒龍山の戦いだった。
その死闘ぶりは、今もなお高校野球ファンの語り草となっている。
そして九匹の龍「九龍(クーロンズ)」と呼ばれ、恐れられていたらしい。
しかしその後、黒龍山は低迷。
急速に衰退し、10年前に廃部したのだ。
では、かりんは彼らをなぜ誘ったのか。
それはここに行けば分かると、かりんは2人を黒龍山高校に連れてきた。
そのグラウンドには石一つ落ちておらず、ネットも丁寧に補修されている。
実はかりんは去年野球部を復活させていた。
新たに部員を募り、今2人のような特待生を集めているらしい。
しかし、まだ部員は一人も集まっていなかった。
小豆田は龍堂を連れて校舎の裏に移動し、ここはダメだと入部を反対する。
人が集まらなければ意味がない、試合さえできないのだ。
その時、「ああ君の言う通りじゃ」と教室から声が聞こえてきた。
それは理事長の声だった。
どうやら理事長室から小豆田の話を聞いていたらしい。
理事長は彼らに、青春を無駄にすることはない、まともな野球部にいけばいいという。
それと同時に、孫であるかりんの青春を狂わせてしまったのだと語り出す。
9年前。
彼は幼いかりんに、いつもクーロンズの話を聞かせていた。
小さな黒龍山高校にとってクーロンズは数少ない自慢だったのだ。
そんな彼の話を、かりんは目をキラキラ輝かせながら聞いていた。
だが、その頃にはすでに野球部は廃部していたため、グラウンドはボロボロの状態だった。
その惨状を目の当たりにしたかりんは、悲しむどころか、もう一度ここにクーロンズを取り戻すと決意。
一人で草を抜き、石を拾い、グラウンドを綺麗に整備した。
理事長がどんなに無理だと言っても、彼女は全力で夢を追ってしまう。
理事長はそれだけで彼女の青春が終わってしまうと哀れみ、小豆田たちに諦めるよう説得してほしいと頼んだ。
しかし龍堂は理事長のくれた夢のおかげで、かりんは楽しそうに見えたという。
龍堂は、この学校とかりんが気に入ったらしく、ここで小豆田と野球がやりたいといった。
小豆田は龍堂の将来を心配するが、龍堂は自分のことはいい、小豆田はどうしたいのかと尋ねる。
すると小豆田は自分を褒めてくれた龍堂とかりんのことを思い出し、あんな風に言ってくれる人たちと、すごいチームを創りたいと思った。
そのため龍堂に「そりゃ、やりたいよ・・・!」という小豆田。
龍堂はそれでいい、やりたい気持ちに蓋をすることはないという。
それでも小豆田は、いくら気持ちがあっても「無理だ」と感じていた。
だが、それは自分が一番言われたくない言葉だった。
その言葉をいつの間にか自分で繰り返していたことに気づいた小豆田は、無理ではない、どんなことでも努力すれば必ず叶うと思い直し考え出す。
そして黒龍山を復活させる方法を思いついた。
選手が入ってくれない理由は明白だった。
学校側が欲しがる有望選手たちは、すでに進学が決まっているのだ。
だから他の学校が欲しがらない有望選手を、あえて獲ればいいと考える小豆田。
例えば不祥事で強豪に敬遠された者、強豪には目もくれない変わり者、進路不明の謎の選手など、メインストリームから外れた異能たちがいるのだ。
そんな才能を集めて、クーロンズを野球界のはぐれ者集団として蘇らせる。
白凰に勝てるチームを創るための、唯一のプランだ。
こうして小豆田と龍堂とかりんは、チームを創るために動き出すのだった。
クーロンズ・ボール・パレード第3話「新しい夢」の感想
新たなチーム作りに動き出しましたね。
どんな選手が集まるのかワクワクします!
次の展開が楽しみです!
次回は3月8日発売号に掲載されます!